心砕II

【第三回ウディコン】エントリー作品 No.4

■タイトル
心砕II

■作者
「みねらるうぉーたー」さん(チーム名)

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■プレイ時間
10分

■ジャンル
探索系脱出ゲーム

■プレイ感想
タイトルの「心砕」というのは【プレイヤーの心を砕く】という意味だそうです。
いわゆる脱出ゲームですが、私はこの手のゲーム好きじゃないんですよね。
時間がたっぷりある学生時代なら話は違ったんでしょうけど。

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脱出ゲームの中でもいわゆる死にゲーの部類に入ります。
ゲーム開始1秒でGAMEOVERになれるやつです。

死にゲーというのは結構作るのが難しいものでして、死んでも死んでも「クリヤしてやるぞ!」「この先を見てみたい!」というモチベーションをプレイヤーに持たせ続けることができなければただの難易度調整に失敗した未完成品です。
残念ながら私はこのゲームをプレイし続けようという意欲をかき立てられませんでした。
開始3分で興味を失ってしまいましたから。(それでもがんばって10分はプレイしましたけど)

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【難易度が高い】というのと【ゲームとして成り立っていない】というのはまた別の話です。
プレイヤーの心を砕きたいのなら、まずはプレイヤーに前へ進もうとする意欲や希望を持たせる必要があります。
そもそも興味も期待もしていない人間は砕かれるような心自体を持ちようがありません。

心を砕くようなゲームを作るのであれば、ドラクエ2のロンダルキアダンジョン(※ファミコン版)のようなものをお手本にしてみてください。
プレイヤーに同じようにGAMEOVERを与えるにしても、そこにいたるまでの導入手順や経緯がきちんとしていればプレイヤーは【難易度が高い】と認めてくれます。