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ガンダムブラウザウォーズ

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Yahoo!Japanのメニューにモバゲーが表示されるようになったのは知っていましたが、とくに興味もなく忘れていたころに「ガンダムブラウザウォーズ」のバナーを見つけ、迷わずクリック!
ものの見事にバナー広告に誘導されて手をつけてしまいました。

ガンダムブラウザウォーズはブラウザ上で遊ぶブラウザゲームです。

プレイヤーはモビルスーツのパイロットとして、与えられた任務をこなしてレベルアップしていきます。

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任務成功時にモビルスーツの設計書を入手できることがありますので、この設計書を規定数以上集めると新しいモビルスーツを開発して乗り換えることができます。
新しいモビルスーツに乗り換えなくても、既存の乗機を(ゲーム内の)資金を費やすことで改造して強くすることも可能です。

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基本は非常に単純なゲームで、資金と経験値と設計書を集めて自分が強くなっていく以外には目的らしい目的はありません。
他のプレイヤー相手に戦闘をすることもできますが、攻撃ポイントという数値を決める以外は何もすることがなく、瞬時に戦闘結果が表示されます。
勝つと相手が持っている設計書や資金を奪うことができますので、プレイヤー相手の戦闘に勝ち続けて設計書を集めることも可能です。

ただ、このプレイヤー同士の戦闘が曲者です。
ランダム要素があまりないみたいで、勝てる相手には毎回勝てますが、勝てない相手には何度やっても勝てません。
自分よりも強い相手にやられたとしても、リベンジすることはほぼ無理です。(戦友次第では可能だが)

当然ながら狙う相手は自分よりも弱いプレイヤーとなるわけです。
で、狙われたプレイヤーはさらに弱いプレイヤーを狙うという鬱な循環です。
「上から搾取され、下から搾取する」という食物連鎖的な世界ですので、「やられたらやりかえす」という性格の方には向いていないかも。
やられた相手に仕返しするより自分よりも弱い相手をたたく方が有意義」が基本です。

なんかあれですよね。
まるで小学6年生にいじめられた4年生が、鬱憤を晴らすために2年生をいじめるみたいな感じで…。
個人的にはいまいちすっきりしません。

さて、ガンダムブラウザウォーズでは「戦友」という形で友達を作ることができます。
戦友は戦闘時に支援や追撃を要請したり、設計書をプレゼントしたりとお互いに助け合うことができます。
最初は10人までしか戦友設定できませんが、レベルアップに伴って最大数も増えていきます。

また、特徴的なのは「敬礼」システムです。
敬礼をすることで相手プレイヤーにショートメッセージを送ることができるのですが、この敬礼は敵軍のプレイヤーにも有効です。
攻撃前の宣戦や捨て台詞など、使い方によっては面白いシステムです。

しかもこの敬礼、ただメッセージを送るだけでなく副産物として絆ポイントというものが入手できます。
絆ポイントは100ポイント貯めると任務ポイントを回復できるという努力賞みたいなもので、このためだけに片っ端から敬礼しまくるプレイヤーがたくさんいます。(敬礼はメッセージなしでもできる)
加えて相手が自軍の時は相手の攻撃ポイントや防御ポイントが回復するので、敬礼を受ける側にもメリットがあります。
敬礼する相手が戦友の場合は絆ポイントが3ポイントになりますので、戦友34人に敬礼すればそれだけで任務ポイント回復が可能になります。

ということでこのゲーム、任務や攻撃ポイントを1分で使い切った後にひたすら敬礼し続けるというなんとも人差し指の疲れる仕様となっています。

また、課金プレイヤーと非課金プレイヤーの間にはかなり高い壁があり、ちょっとやそっとではこの壁は越えられません。
非課金プレイヤーが課金プレイヤーに喧嘩を売るのはハッキリ言って無謀の2文字に尽きます。

正直なところゲームのシステム自体は非常に単純で、ガンダムというキャラクタの魅力で何とか引っ張っている感が否めません。
弱いもの相手にしか戦いを挑めない鬱な仕様、延々と続ける敬礼…、「いつかガンダムに乗りたい!」という願望だけがプレイのモチベーションを支えているような気がしてなりません。
ガンダムじゃなかったら3日も続かなかったかも…。
ガンダムファン以外にはちょっとおすすめできません。

バンナムさん。もーちっとシステムとバランスを見直した方が良いと思いますが、どうでしょうか?