【第二回ウディコン】エントリー作品 No.43
■タイトル
Bonds
■作者
「MAT」さん
■プレイ時間
30分
■ジャンル
RPG
■プレイ感想
初期Wizを思い出しました。
攻撃時にキーボードで直接魔法のスペルを入力することで、様々な魔法を操ることが出来るというシステムは非常に面白いです。
単体の魔法だけでなく、複数の魔法を一度に入力して同時発動することができるというのも良いですね。
プレイヤーの習熟度やスキルがゲームに反映され、タイピングが早く正確になればなるほど戦闘を有利に進めることが出来ます。（ある意味タイピングゲームみたいなものですが）
レベルによる魔法詠唱の制限が無いので、スペルさえ合っていれば最初から強力な魔法を使用することが出来ます。
「こんな魔法あるかなぁ～？」と適当に唱えた魔法が実際に発動したりするとかなり嬉しいです。
当作品そのものは短編ですけど、このシステムを使えばもっといろいろ楽しめそうです。
例えば【やたらと長くて難しいスペルだけど詠唱完了すると超強力な魔法】とか、あるいは【世界各地にちりばめられたスペルの一部を探し集めて、とある魔法を完成させるクエスト】とか。
アイデア次第でいろんなことが出来そうです。
ただ、この作品には致命的とも言える問題点がひとつあります。
主人公の通常攻撃は魔法攻撃と比べて格段に弱いわけではないので、成長時に攻撃力を集中して上昇させ、戦闘突入後に決定キーを押しっぱなしにしていると、無傷で勝ててしまいます。
極端な例ですが、HPと防御力が初期値のままでも一発も攻撃を受けずにゲームクリアできてしまうのです。（さすがに魔法を最低1回は使わないといけませんし、成長のための雑魚敵討伐は必要です）
通常攻撃で与えるダメージを極端に低くするか、行動後に多少のクールタイムを設けるかすれば、問題も回避できそうです。
