home 第5回ウディコン チキチキファンタジー2(追憶の戦い)

チキチキファンタジー2(追憶の戦い)

【第五回ウディコン】エントリー作品 No.73

■タイトル
チキチキファンタジー2(追憶の戦い)

■作者
「ニャッキー」さん

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■プレイ時間
15分

■ジャンル
RPG

■プレイ感想
ちゅ、中学生かあ……。
じゃあ仕方ないか……。
あんまりキツイ言い方するのもかわいそうなので、やわらかめに感想を。

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まず主人公をニワトリにしたのは良かったです。
こういうコンテストでは他の人と同じ(主人公が人間)だとそれだけで埋もれてしまうので、目立つという意味でもちょっと変わった設定というのはメリットがあると思います。

きちんと導入の物語もあり、主人公が戦いに旅立つ動機が明示されているのも良いと思います。
ザコ敵と戦い、強くなった主人公が強大な敵に打ち勝つというRPGの基本はきちんと踏襲されているので、ブラッシュアップすればさらに面白いものになるでしょう。

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反対にいろいろ突っ込みたいところはたくさんあるのですが、そこはグッとこらえてひとつだけアドバイスをさせてもらうと『テストプレイをしっかりやろう』ということです。

プレイ想定時間が1時間~2時間であるなら、テストプレイは100時間くらい必要です。(※制作しながら並行して行う短い個別のテストも含めて)
もちろんそれだけの時間をひとりでテストするのは大変ですから、友達にもテストプレイを頼みましょう。

制作者の自分なら「どこでどんなイベントが発生して」「どのくらいのレベルでこの敵が倒せる」など正解を最初から知っているため、バグやバランスの悪さに気付きません。

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他人にプレイしてもらうと作り手が想定していない操作や遊び方をしてくれるため、自分でやるよりも何倍も効果的なテストになります。
5人くらいでそれぞれ3回ずつゲームクリアまでテストすれば多分それなりの品質になるはずです。

自分でテストする場合でも「ラスボス直前まで行ってから歩いてスタート地点に戻ってみる」とか「同じNPCに10回連続で話しかける」とか普段のプレイでは絶対やらないであろうことを意識してやると思いもよらないバグを発見できるでしょう。

ゲームに限った話ではありませんが、下手をすると作るよりもテストして修正する時間の方が長くなります。(いや、むしろそれが普通か?)
作成時間が100時間ならテストプレイの時間も100時間費やすことが大事です。