【第三回ウディコン】エントリー作品 No.30
■タイトル
リトルオープンワールド
■作者
「傘ネズミ」さん
http://karateki.my-sv.net/
■プレイ時間
20分
■ジャンル
RPG
■プレイ感想
一枚マップで繰り広げられるRPG。
広々としたマップを当てもなくさまよい続けるとファミコン時代のARPGのような懐かしさを感じてしまいます。
戦闘自体はオーソドックスな基本システムを踏襲していて、ストーリー性も序盤ではそれほど強くはありません。
ただ、その独特の世界観を身体全体で感じるような楽しさと、なんというか目の前に拡がる大きなフロンティアに挑むような雄大さがあります。
マップが広く、最初はプレイヤーに提供される情報が少ないため、どこへ行けば良いのか?何をすれば良いのか?わからないという不親切さはありますが、逆にそれが高い自由度を感じさせます。
今時のヌルい親切過剰設計RPGに慣れた人にはおすすめできませんが、昔ながらの「自分で発見する喜び」を味わいたい人には良いかもしれません。
TRUというキャラクタの異常に多いセリフにはちょっとびっくりしました。
当ゲームにおける本質の片鱗を垣間見たような気もします。
もしかするとクリアまでプレイすれば印象がガラッと変わるのかもしれません。
そんな期待を抱かせてくれる作品です。