仕事の方が一段落したので、第2回ウディコンで気になっていた作品『Abyss and Dark』をじっくりプレイしてみることにしました。
どうせ年末にはまた忙しくなると思うので、11月中にクリアできれば良いなぁ~と、なんとなく思いつつもやっぱりダラダラと行っちゃいそうな気配です。
ではまず最初に『Abyss and Dark』とは何ぞやというところですが、
ひとことで言うと『ウィザードリィです』
おわり。
あーー…。
こらこらそこ。
そんな冷たい目で見ないように。
わかってるって。
手を抜くなって言いたいんだろ?
でもねー。実際そうだしねー。これが一番的確な表現だと思うのさー。
今風のRPGとはちょっと毛色が違うので、Readmeにマニュアル記述がわんさか載ってるんだけど、ウィザードリィ(以下wiz)やったことがある人ならマニュアル読まなくても多分困らないだろうってくらいのリスペクトっぷり。
wiz知らない人のために説明すると、『戦士や魔法使いなどで6人までのパーティを組んで、地下迷宮の探索をするダンジョンRPGゲーム』といったところです。
2010年8月に行われた第2回ウディタコンテストで53作品中13位にランクインした完成度の高いタイトルです。
プレイする人を相当選ぶ内容とゲームシステムにもかかわらず、13位というのはかなりの健闘と言えるのではないでしょうか。
wiz知らない人からは「クソゲー」扱いされかねない独特のシステムなので…。
と、能書きはこれくらいにして、早速プレイに入ります。
wizを知らない方のために時折解説が入りますが、経験者の方は軽快にスルーしちゃってください。
さてさて、何はともあれキャラ作成です。
最初から用意されているキャラを使っても良いのですが、やっぱり自分で名付けたキャラの方が愛着が湧くというモノ。
パーティ構成は前衛:戦・戦・戦、後衛:僧・魔・盗、にします。
どんなゲームでもそうですが、キャラ作成は楽しいですよね~♪
キャラ作成は
■名前決定
↓
■種族決定
↓
■性格決定
↓
■ボーナスポイント配分
↓
■職業決定
と流れていきます。
名前は後からでも変えられるので最初は適当に付けて構いませんが、種族は変更ができません。
性格はゲーム中の選択によって変更が出来ますが、変更するのが結構大変なので気軽にいつでもというわけにはいきません。
■種族
■人間 (信仰心が低いがその他はバランスが取れている)
■エルフ (知恵と信仰心が高いが虚弱体質で不運)
■ハーフエルフ (人間とエルフの間ぐらい)
■ドワーフ (頑強で力強く信仰心も高いが鈍重)
■ホビット (素早く運が高いが虚弱体質)
から選びます。
種族ごとに能力の初期値が異なり、レベルアップで能力が上がっていった場合も、最高値が【初期値+10】でストップして種族毎の特徴が残るようになっています。
■性格
■Good (善)
■Nutral (中立)
■Evil (悪)
の3つから選びます。
悪とは言っても「悪人」という意味ではなく、束縛を嫌い自由を尊ぶ自分に正直なタイプといった意味です。(手塚治虫のブラックジャックをイメージしてもらえれば良いかと)
逆に善と言っても、物語のヒーロー的なイメージではなく、秩序と法を重んじる誠実な性格、悪く言えば融通の利かない堅物とも言えます。
善と悪のキャラは基本的にパーティを組むことが出来ません。(とある手順を踏めばパーティも組めますが)
中立はどちらのキャラともパーティを組むことが出来ます。
よって、パーティには善・中立のキャラで構成された「善のパーティ」と悪・中立のキャラで構成された「悪のパーティ」の2種類となります。
どちらを選んでも良いのですが、性格によって選ぶことができる職業(特に上級職)が限定されるので注意が必要です。
また、中立キャラのみのパーティを組むことも出来ますが、中立キャラは回復呪文を使える職業に就けないので現実的ではありません。
■ボーナスポイント
性格までを決定したら、そのキャラクタにランダムでボーナスポイントが与えられます。
このボーナスポイントを種族の初期能力値に加算していって、キャラクタの能力値を決めます。
能力値(と性格)によって選択できる職業が変わるのでよく考えてポイントを配分します。
ボーナスポイントはだいたい5~9ポイントの間になることが多いのですが、時折15ポイントとか20ポイント以上の値が出ることもありますので、キャラメイクで少し粘って優秀なキャラを作成するのが定石です。
この作品はwizよりもわりと高いボーナスが出やすいようで、15ポイント程度なら頻繁に、20ポイント以上でも結構な頻度で出現します。
10~20分くらい粘れば6人全員を20ポイントオーバーのボーナスで作成することも出来るでしょう。
で、6人作成~。
名前 | 種族 | 性格 | 職業 | |
1人目 | 任天堂 | 人間 | 中立 | 侍 |
2人目 | スクウェア | ドワーフ | 善 | 戦士 |
3人目 | ソニー | 人間 | 善 | 戦士 |
4人目 | ナムコ | エルフ | 善 | 僧侶 |
5人目 | エニックス | 人間 | 善 | 魔法使い |
6人目 | バンダイ | ホビット | 中立 | 盗賊 |
ソニーコンピュータエンタテイメントでは長すぎて入らないので「ソニー」に省略。
スクウェアエニックスとバンダイナムコゲームズも同じく長すぎるので合併前にしてみました。
職業や性格には何ら他意はありませんよ。ほんと。
とりあえず一人だけ粘って侍を作ってみました。
上級職なので成長が遅くなるのがネックですが、やっぱ侍はロマンですよ。ロマン。
にしても初期設定年齢が21歳ってのはどういうこと?
転職扱いにされちゃってるのかな…?
転職といえば、何の気なしに将来忍者に育てるつもりの中立の盗賊作っちゃてますが…、よく考えたら盗賊の短刀みたいな転職アイテムがあるとは限らないんですよね。
(wiz知らない人のために:忍者は性格が悪でないと転職できない。例外として転職アイテムを使えば中立の忍者も作れる)
むー…、もしかしたら悪の盗賊を作り直さないといけなくなるかも?
基本方針としては、職業条件の能力値はギリギリにして、残ったボーナスポイントを生命力と素早さに振ってます。
知恵や信仰心はマスターレベルになるまでに伸びてればいいや。くらいの感覚です。
それよりも1ポイントのHPが生死を分けるシステムでは最大HPが大事です。
ティルトウェイト一発で沈んでしまうような魔法使いは足手まといでしかありませんから。
ってなわけで任天堂以外は軒並みHPが高めです。(魔法使いよりもHPの低い侍って…)
素早さは…、まぁ序盤ではイニシアティブが生死を分けるようなことはあまりないと思いますけど、先手を取るに越したことはないので。
と、6人のキャラメイクを終えたところで第1回は終わりです。
進捗遅いなー。