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バンゲリングベイ

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ファミコン時代に発売されたシューティング?ゲームです。
クソゲーとして評価されることも多々ありますが、個人的には結構好きなゲームでした。

プレイヤーが操作する攻撃ヘリが味方の空母を飛び立ち、敵の軍事工場を破壊するという内容です。
自機ヘリの操作がラジコンチックなので、これに慣れないと確かに面白くないかもしれませんが、味方の空母を守りながら敵の工場をいかに効率よく破壊していくかという戦術的な要素もあり、操作にさえ慣れてしまえば味わいのあるゲームです。

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自機の武器は前方に打ち出される対地対空兼用の機関砲(かな?)と、自機の真下に投下する爆弾の2種類。
機関砲は弾数無限ですが爆弾は搭載数が限られており、味方の空母に着艦することで補給が出来ます。
着艦時は自機のダメージも回復するため、空母さえ無事ならそうそうゲームオーバーにはなりません。

と・こ・ろ・が。

時間が経過すると空母を攻撃するための敵戦闘機や敵戦艦がやってきますので、これを迎撃して空母を守らなくてはいけません。
まとわりつく雑魚敵を排除し、向かってくる敵戦闘機の攻撃をかわしつつ、敵工場を破壊しながらも空母の防衛もこなすという結構大変な進行を強いられます。

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敵戦闘機を撃墜するために機関砲で攻撃するのですが、その移動速度が結構早いので当てるのも一苦労です。
攻撃されるのが自機の時は逃げ回っても良いのですが、空母が攻撃されているときはそういうわけにもいきません。
うかうかしているとあっという間に空母が沈んでしまいます。

「っつーか、いくら最新鋭の攻撃ヘリとはいえ、ジェット戦闘機相手に正面きって戦闘なんて自殺行為だよね」とか言い始めたらそもそもキリが無いんですけど。

陸地の飛行場に着陸すれば回復と爆弾補給ができますので、空母が沈んでもゲームーオーバーというわけではありませんが、飛行場でのダメージ回復量は少ないため、かなりきついペナルティになります。

ファミコン時代の伝統とも言えますが、このころのゲームには必要もないのに2プレイヤーゲームが用意されているのが常でして…、このゲームもその例に漏れません。
2プレイ時には、1プレイ時と同様に1Pがヘリを操作しますが、2Pはと言うと「敵」を操作します。
操作するといっても自由自在に操作できるわけではなく『固定砲台の射撃を操作する』という程度です。

が、実は2Pコントローラに付属のマイクに声を入れると、戦闘機にスクランブルをかけて1Pのヘリを攻撃できる(しかも何度でも)ので、マイクに向かって叫び続けていればそれだけで1Pは逃げ回るしかないという
とんでもねぇ仰天ゲームバランス。

というわけで2プレイ時にスクランブルを連発して1Pのヘリを瞬殺し、本気ケンカに発展する小学生続出。
2Pコントローラのマイクを封印しないと大事な友人関係に亀裂が入ること間違いなしで、今だったらPTAあたりのバカ親が「戦闘機がミサイルを発射しないようにプログラムを変更しろ!」とか「そもそも爆弾とか破壊するようなものを使っちゃダメ! 弾は全部ペイント弾にしろ!」とかゲーム性が台無しになりそうなことを言い出しそうで怖いのですが、まぁ、いまさらこんなレトロゲームに文句言う暇人も多分いないのでいわゆる杞憂というヤツです。