【第四回ウディコン】エントリー作品 No.52
■タイトル
魔獣の塔
■プレイ時間
15分
■ジャンル
RPG
■プレイ感想
3DダンジョンRPGです。
って今回多いですねこの手の作品。
3Dダンジョン(この作品では塔)に潜って敵と戦いレベルを上げていくタイプのゲームです。
さわりだけプレイしましたが、特に目立った不具合もなく遊べます。
クエストを受けたり、経験値を消費してキャラクターを強化していくシステムなど、作品として売りは十分にあります。
ただ、大前提として『強いインパクトを与える一番の売り』がどこにあるのかがわかりません。
ストーリーをバッサリと切り捨てて、戦闘や育成、アイテム収集などのやり込み要素を主体にするのなら、主人公パーティを固定ネーム・固定職にするメリットがありません。
キャラクタークリエイトを取り入れて、プレイヤーにキャラクターへの愛着を持ってもらう方がプラスになるでしょう。
逆に主人公達のキャラクター性を固定化しておくのなら、やはりストーリー主体でどんどんキャラクターに会話をさせたり演出イベントを前面に押し出して欲しいところです。
今の状態ではキャラクターを売りたいのかゲーム性を売りたいのかはっきりせず、中途半端な状態です。
良く言えばシンプルな作りの3DダンジョンRPGです。
前回のウディコンに出していれば印象もまたずいぶん違ったと思います。
決して悪い出来ではないのですが、今回に限って言えば競合作品が多すぎたことがこの作品にとっての不運だったのかもしれません。