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プロ野球ファミリースタジアム

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言わずと知れた野球ゲームの金字塔「ファミスタ」の第一作目。
それまで同じ能力の選手が9対9で戦うだけだった野球ゲームに能力という名の「選手の個性」を取り入れたタイトルです。
画面レイアウトや操作方法など、後発の野球ゲームに数知れない影響を与えた(というかパワプロが出てくるまでの野球ゲームはほとんど『ファミスタ+何かの付加要素』だったと思えるくらいの影響力があった)パイオニア的ゲーム。

登場するチームは実在のプロ野球チームをモデルにしてあります。
加えてオリジナルのナムコスターズ(ナムコのゲームキャラたちの名前を冠した選手が所属)が用意されていますが、容量の関係でしょうか全10球団となっています。

今は監督やコーチ、解説者として活躍している選手が現役の時代ですから、もぅ懐かしさいっぱいです。

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アンダースローの名投手「山田久志」(阪急ファンではなかったけど個人的に山田投手大好きでした)

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プロ野球1年目の西武「清原和博」
ルーキーイヤーで3割30本って…今考えるとすごいよね。
秋山・清原のAK砲はホント強力でした。

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原監督も現役真っ盛りです。

全国の野球大好き少年たちの心を鷲掴みにし、当時のソフト価格相場よりも1000円安い3900円という安価な価格で見事な大ヒットとなりました。

足の速いバッターは打球を転がし、長打力のあるバッターはホームランを狙う。
投球の場合も変化球が得意なピッチャーと速球派のピッチャーでは組み立て方を変えて…と、今ではごくあたりまえのプレイがこのとき初めて家庭用ゲーム機の中に確立されたのです。

そんな偉大なタイトルですが、今から振り返ってみるとやはり突っ込みどころはたくさんありますね。

曲がりすぎな「江川」のカーブとかw

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転がせば一塁セーフの「ぴの」とか。

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実在のプロ野球チーム+ナムコスターズの13球団を10球団に絞るためにどうしても3球団減らす必要に迫られ、解決手段として選んだのが「連合チーム」という方法。
人気の無かったパ・リーグがそのしわ寄せを受けます。
それが日本ハムとロッテの連合「フーズフーズ」、そして南海・近鉄・阪急の連合「レールウェイズ」です。

なんとまぁ、西武以外のパ・リーグ5球団がぞんざいな扱いに…。
この当時、清原効果で人気の出た西武以外はファンが少なかったとはいえ酷いモノです。

でもケガの功名というヤツでしょうか?
結果的に際立ったのは3球団連合「レールウェイズ」の反則的な強さ(笑)

元々実力のあるパ・リーグ球団が3チーム分です。
投手も野手もオールスターみたいなモノです。
特に打撃陣は凶悪の一言。
ホームランバッターがうじゃうじゃいます。

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代打ですらこの布陣

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うわっ、門田や石嶺が控えかよっ!w

フーズフーズの方は4番「落合」の強打者ぶりが光りますが、レールウェイズほどの選手層の厚みは感じられません。

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あと、子供の頃は大して気にしなかったけど、今考えるとすんげぇ不条理なのが

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巨人の代打に世界のホームラン王「王貞治」
おいおい、もう引退してるじゃん。
だったら「江夏豊」とか「野村克也」とか「稲尾和久」とかも出せやゴルァ。
なぜに巨人だけ特別扱い?

それでこの「おう」がまたホームランパカパカ打つのよ。
バットに当てたらホームラン

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って感じで。

まぁ、死球で歩かせりゃ無害な分、レールウェイズの凶悪さと比べりゃかわいいもんですが。