魔界王伝3

【第五回ウディコン】エントリー作品 No.8

■タイトル
魔界王伝3

■作者
「メガネ」さん
http://oden.zashiki.com/oden/

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■プレイ時間
50分

■ジャンル
RPG

■プレイ感想
一作目が優勝、二作目が三位入賞と、もはやウディコンの顔と言っても良い「魔界王伝」の三作目。
今作もフリーシナリオ形式のRPGです。

依頼で発生する小クエストをこなしながら、メインストーリーを進めていくという感じです。
ますますキレイになったグラフィックと、オリジナル要素満載のシステムはさすが。

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パーティを組める仲間は非常に多く、枠が60番まであるのでおそらく最大60名まで増えるんでしょうね。
仲間は街中で自由に組み替えることが出来ます。
序盤で既に15人以上の仲間が出てくるんですが、一部を除いてそれぞれのキャラに固有のグラフィックが用意されており、また各種スキルや属性による差別化もされているのでパーティ編成に頭を悩ませるのも楽しみのひとつかもしれません。

さらに仲間達は単にパーティメンバーとして戦うだけではありません。
スキルを教えてくれたり、入手アイテムを鑑定してくれたり、装備品を開発してくれたりと、NPCのショップ並みにいろいろやってくれます。

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トータルで見てとてもレベルの高い作品なんですが、プレイヤーは序盤から(システム的な)たくさんの情報を消化する必要があり、ひととおりのルールを覚えるのが大変です。
私なんて最初の説明に目を通すだけでもうお腹いっぱいでした。
序盤から選択可能な大勢の仲間、その仲間ひとりひとりが最初から複数(平均5つくらい)のスキルを持ち、戦闘では属性を考慮しつつ、FPも上手く活用して……と、いきなり盛りだくさんです。

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グラフィックも独自システムも非常に高レベルですばらしいのですが、「じゃあ、楽しいか?」と問われると……、「う~ん……」という感じです。
多分最初から情報量が多すぎて、それについて行けない人間には内容を楽しむ余裕が無くなるからじゃないかと思うんですが。
序盤から中盤にかけて小出しにシステムを解放して、プレイヤーにもウォーミングアップの期間を与えてもらえればもう少し内容を楽しめるのかな~、と感じました。

グラフィックやシステム面は一作目から作を重ねるにつれてどんどんすごくなっているのですが、逆に面白さや引きの強さという面では一作目が一番よかったように思います。
会話文も飛躍してる感が強いですし。(二作目まではそんなことは感じなかったのですが……)

とはいえ全体的にレベルの高さは誰が見ても文句はないと思うので、なんだかんだ言ってTOP10入りはしそうですけどね。