【第五回ウディコン】エントリー作品 No.2
■タイトル
カムイコタン
■作者
「ひげ」さん
http://higesusk.blog.fc2.com/
■プレイ時間
30分
■ジャンル
3DダンジョンRPG
■プレイ感想
やっぱり今年もダンジョンRPG系は多いんでしょうか。
こちらの作品は見た目オーソドックスな3DダンジョンRPGです。(といっても3DダンジョンRPGで見た目に特色は出しづらいけど)
敵を仲間にして育成していく女神転生タイプのゲームです。
主人公は戦闘に参加しません。
倒した敵は「データ」という扱いになり、拠点に戻ることでいつでも仲間に入れたり外したり、「上書き」したりできます。
ゲームシステムとしては商業・フリゲ問わずあちらこちらで見かける内容ですが、こちらの作品は作り込みが非常に丁寧でレベルが高い。
3Dダンジョン物にありがちな操作性の不満は、この作品に関して全く感じられません。
ごく自然でストレスを感じないマップ移動のアニメーションもすごいですが、オートマッピングひとつとっても使いやすさや見やすさがフリーゲームとは思えないほど質が高いです。
キー操作の一覧がボタン一発で表示されたり、移動時に「平行移動」が使えたり、仲間の装備を「最強装備」で簡易に更新できたりと、プレイヤーが必要と感じる部分への細かい心配りが非常にニクイ。
グラフィック・BGMを含めたゲーム全体としての雰囲気作り、ストレスのない操作性、目立たないけれどユーザビリティを高めるのに一役買っている個々の機能。
3DダンジョンRPGのジャンルが好きな方なら安心しておすすめできる作品です。