バードウィークは動物番組なんかでよく見る映像「おなかをすかせたヒナ鳥にエサを与え続ける親鳥」を体験できるゲームです。
プレイヤーは親鳥を操り、おなかをすかせたヒナ鳥たちにエサを与えていきます。
決まった数のエサを食べると、ヒナ鳥は成長(?)し、巣立っていく。
ヒナ鳥を全て巣立たせるのがこのゲームのクリア条件です。
エサとなるちょうちょのような虫は画面上をふわふわと漂っているので、親鳥を操作してその虫をGET。
巣にいるヒナ鳥へ運んでいくとそのエサをヒナ鳥が食べる→またエサを取りに行くの繰り返しです。
長時間エサが食べられなかったヒナ鳥は、あえなく餓死してしまいますので、これが実質的な制限時間になります。
また、親鳥の邪魔をする敵キャラには大型の鳥(ワシや鷹にはどうしても見えない…)、むささび(ももんが?)、キツツキなど…。
どう考えてもキツツキに触れただけで死んでしまうのは納得がいきませんが、この時代のゲームはそういった理不尽さを気にしたら負けです。
地面に落ちているキノコを持ち上げてぶつければ、敵をやっつけることもできます。
(そんな暇があったらエサを取ってた方が有意義だけど)
数々の苦難を乗り越えてヒナ鳥へエサを運び続ける親鳥。
そんな自然の厳しさと感動をバードウィークの素朴なグラフィックの向こうに感じてしまうのは私が単に年を取ったからか?(≧∇≦)
プレイ自体は単調な展開だけど、今のゲームには無い実験的なコンセプトと世界観が結構印象に残るタイトルです。
殺伐としたゲームばかりでなく、このバードウィークのようにほのぼのとしたゲームをたまにはやってみるのも良いかもしれません。
ただ
ヒナ鳥が無事巣立っていくときの飛び立ち方が
死んで昇天していくようにしか
見えない
のがどうにもガッカリですが(笑)