世にも珍しい「農民一揆」をテーマにしたアクションゲーム「いっき」。
ファミコン初期の珍ゲームです。
しかしまぁ…よく思いついたもんだよ、一揆をゲームにしようなんて(笑)
主人公は当然農民です。
武器は農民らしく「カマ」ですが、このカマが結構高性能。
いちいち狙いを定めなくても勝手に敵の方に飛んでいくという自動照準機能付き!
すげーぜ! 農民テクノロジーΣ( ̄□ ̄;)
ゲーム内容は単純で、マップの各所に落ちている小判を全て集めるか、なぜかひょこひょこと出てくるお殿様みたいなキャラを捕まえれば面クリア。
次の面へ進みます。
地面に落ちている竹槍を拾うと武器がパワーアップ!カマから竹槍に変わります!
・・・・ って、これ本当にパワーアップ?(°∇°)
竹槍になるとカマの時のように遠距離攻撃が出来なくなり、接近戦になったあげく上方向にしか攻撃できなくなります。
これって、むしろパワーダウンだよね……。
しかも金属製で切っ先も鋭いカマと竹を斜めに切っただけの竹槍では、その殺傷力も明らかに劣るのでは…?
プレイヤーの農民に対するのは、敵方の忍者です。
農民一揆にいきなり忍者の大軍投入とは……ちょっと「大人げない」感じもしますが、別の言い方をすると支配者層の一揆に対する恐怖感が伺える描写です。
おまけに鉄砲隊まで出てきます。
やり過ぎとは言いませんが、鉄砲隊にたったひとりで農民が立ち向かうのは無謀としか言いようがありません。
しかも武器は「竹槍」(笑)
つっこみどころは多すぎますが、とにかく強く印象が残っていることは確かです。
ぜひ携帯ゲームで復活を希望…したりしなかったり。