【第四回ウディコン】エントリー作品 No.56
■タイトル
その男、魔王につき
■作者
「ヒマノミ」さん
http://himanomikobo.blog.fc2.com/
■プレイ時間
30分
■ジャンル
シミュレーションRPG
■プレイ感想
クォータービュータイプの本格的なシミュレーションRPGです。
力を失った魔王が勇者と共に戦うというなかなか興味をそそられる物語設定と、「ウディタでここまで出来るのか」と驚かされるクォータービューのシステムが印象的でした。
システムもしっかりと作られていて、制作者さんのスキルがすごいのは十分伝わってくるんですが、いまいちプレイを続けようという気になりません。
なんでだろう? と考えてみたんですが、問題は操作性にあるんじゃないでしょうか?
もともとこの手のゲームってプレイ時間も長くなりがちですし、1回の戦闘が終了するまでに頻繁にキャラクタを動かす必要があります。
編成画面やマップ画面についてはまだしも、戦闘時の操作でクリック数が増えてしまうのは避けようがありません。
キャラクタをクリックしてメニューが表示されるのが画面左上、左上でメニューを選んだ後にまたキャラクタのそばまでカーソルを移動させて向きや対象をクリックするという流れがちょっとまどろっこしい印象があります。
これがプレイのテンポを落とし、結果的に快適性を失わせている原因ではないでしょうか。
キャラクタを選択した時のメニューの表示がキャラクタのすぐそばで表示されると、それだけでもずいぶん楽になる気がします。
もしくはキャラクタの順番が来たら最初に移動範囲を表示しておいて、そのまま移動先をクリックしたら『移動』、移動範囲表示中に右クリックをしたら『メニュー表示』という風にすれば操作工程がずいぶん減りそうです。
また、戦闘時のマップ含めてマスやキャラが結構小さめなので、もう少しサイズアップすると移動先の選択や攻撃対象の選択時にまごつかないですむのでは?
せっかくの本格的システムなのに、非常にもったいない感じがしました。