初めての転売
私が初めて物の売買をする楽しさを覚えたのはまだサービスが始まったばかりのヤフオク（当時はYahoo!オークション）でした。
子供の頃集めていたビックリマンシールが高値で売買されていることを知り、手持ちのシールを出品してみたところ面白いように売れたのです。
当時はブラックゼウスが完品だと5万円、状態が悪くても2万円で売れていた時代です。
元値は30円（しかも消費税のない時代）ですからボロ儲けですよね。
まあ、残念なことに私の手持ちにはブラックゼウスもヘラクライストもなかったので、そこまで高額で売れたわけではないんですが……。（ヘラクライストはともかくブラックゼウスが高価値になるなんて子供の頃には思いませんでした）
それでも1枚2000円とか3000円で売れる物がちょこちょことあり、結局10万円くらいの収入にはなったと思います。
当時私よりもよほど多数のコレクションを持っていた友人も多かったのですが、その誰もが「人にあげた」「捨てた」と残念なことに。残っていても保管状態が悪くてボロボロになっていたりとか……。
この時ばかりは物持ちの良い性格で良かったと本当に思いました。
他に売れた物
他には廃盤になったCDや販売会社が倒産してしまったPCゲームソフトなんかが結構高く売れましたね。
物によっては定価以上の価格で売れたので、捨てたり中古で売らなくて良かったとしみじみ思ったものです。
当時はちょこちょこと中古ゲームショップや中古CDショップへ寄って掘り出し物を探していたものです。今で言うせどりと同じことをしていました。（まあそうそう簡単には見つかりませんでしたけど）
バイト先の本屋で「捨てるから欲しけりゃ持って帰って良いよ」と言われた昔のアイドルグッズ（定規とかクリアファイルとか）も転売してました。
そういう古いグッズもファンにとってはお宝なんでしょう。
ただでもらったアイドルグッズが数千円で売れたりするので良いお小遣いになりました。
転売が本業に
物を売る楽しさに目覚めた結果、とうとう転売を本業にしてしまいます。
取り扱い商材は食品。
メーカーや問屋から商品を仕入れて、それをWebサイトで消費者に転売する。いわゆるネットショップで小売業を開始しました。
原材料で仕入れてそれを小分けパッキングして販売したりもしていたので、純然たる転売と言って良いかはわかりませんが、基本は『買って売る』という転売です。
この時はネットオークションでの経験が随分役に立ったものです。
月の売上はだいだい200～300万円。サラリーマン時代に比べると収入は半分以下にまでに落ちましたが毎日楽しかったです。結局そのショップは10年もたずにたたんでしまったのですけれど。
そして現在
今はどちらかというと転売はあまりやっていません。
4品目くらいをメーカーから直で仕入れてAmazonだけで販売している感じです。
月に2回ほど仕入れてAmazonのFBA倉庫に納品したらあとはほったらかしですね。本当にAmazonは自動販売機です。
だいたい月に50万円くらいの売上で、仕入やらAmazonの手数料やら送料やらをさっ引くと手元に残るのは5万円あるかないかといったところ。
これだけでは食べていけませんけど、収入源のひとつとしては十分です。以前のように転売を本業にすることは多分もうないでしょう。（良い商品の仕入ルートが見つかれば考えるかもしれませんけど）
