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第四回WOLF RPGエディターコンテスト(ウディコン)の作品を一通りプレイしてみたダメ人間

(8/29記事修正)

全74作品のうち、エントリー取り消しとなっている2作品とダウンロードにログインが必要な3作品を除く69作品 2作品を除く70作品を一通りプレイしてみました。

作品数としては前回から微増ですが、今回は体験版禁止となっているためこのくらいで済んだんでしょうね。
体験版OKだったら80作品とか達してたかもしれません。

前回に比べて総じてレベルが上がり、特にエントリー番号の若い作品はしっかりとした作りの力作が多くて、プレイする方も大変でした。
開始早々に見切りをつけられるような出来ならさっさと次の作品に移るのですが、どれもプレイに時間を取られてしまい「全部プレイし終わるのにどれくらい時間がかかるのか……」と正直不安になりました。

開始時期も個人的につらかったです。
7月下旬から8月上旬とか、1年で一番忙しい時期なんですよ。私にとっては。
もちろんそんなことはウディコンに何の関係もないことなので、恨み言を口にするのも筋違いですしね。

ともかく、一通りプレイしてみたダメ人間がおすすめするのはこちらの作品達です。

◆上位入賞大本命の作品
暗闇の迷宮
悠遠物語~空の大陸とアイテム屋さん~

今回は投票システムが大幅に変わってしまうため、どのような影響があるか予想も出来ませんが、おそらく上位に入るんじゃないかな~という作品がこの2つです。
暗闇の迷宮は非常にそつの無い作りで、ボリューム不足という問題はありますがトータルでの出来はさすがといったところです。
悠遠物語は正直言って他の作品より頭ひとつもふたつも抜け出ています。
ウディタ製の名作としてコンテスト後も人気を博すことになりそうです。

◆完成度の高い作品
Wraith
TWINGATE
Princess Saviour
ドキッ! 女だらけの雪山殺人事件
ぼくは勇者じゃないよ
Express
カナタの空
CAPTCHA ←(8/29追加)

ユーザビリティやゲームバランスなど、多くの点でレベルが高く安心してお薦めできる作品です。
それぞれ強いオリジナリティや売りがあり、いくつかの短所があったとしてもそれを補ってあまりある魅力を感じさせてくれます。
またバグの少なさや操作性、視認性の良さなどプレイヤーを気遣った丁寧な作りも感じます。

◆キラリと光る作品
百万迷宮
灰かぶりの夜
地底Aの財宝
病原体
クリッククエスト
その男、魔王につき
戦友(ともだち)100人できるかな?
ハンテンパズル
陰姫
架空共生層プレノード・オブジェクタ zero

独特の雰囲気を持っていたり、突き抜けた独創性があったりと、何らかの強い売りを持っている作品です。
「好きな人には受けるだろう」部分がそれぞれあるので、好きなジャンルならプレイしてみることをお薦めします。

しかし今回は思いのほかダンジョン探索モノが多かったですね。
(自分的分類で)72作品中8作がダンジョン探索モノだったのでちょっと食傷気味です。
たまたまなんでしょうけど……。

もうひとつ今回の特徴として、優れたパズルゲームが多かったというのも個人的に感じました。
『Express』『病原体』『ハンテンパズル』の3作品はパズルゲームとして熱中度も高く、システムもよく錬られているのでパズル好きならぜひ一度プレイしてみてほしいです。